ロシア人にとってコロナ禍とは?

ロシア国は今過去最高の感染者を記録しています。毎日マン単位の感染者がいます。

先日友人が同窓会の写真を送ってくれたのですが、1人もマスクをしていませんでした。みな寄り添って楽しそうに食事をしています。ロックダウンがあったでしょ?と聞いてみると、ロックダウンがあったせいで1週間延期になったと残念そうに言っていました。え?それだけ?ロックダウンが明けるとすぐ飲み会だのできる根性とは一体。

確かにロシア人はマスクを信じていません。また何かに抑制されることをひどく嫌います。またコロナウイルスもなったらなったで仕方がないようで、友人のなかには2、3回かかった人も数多くいます。

そういえばロシア製ワクチンがあったな?どのぐらいの割合で接種してるの?と聞くと、ほとんどの人が摂取していません。理由は信用できないからだそうです。だから他国(ブルガリアなどのEU圏)へわざわざワクチンツアーを決行する人もいるんだとか。

私たち日本人からすると、自粛し、マスクを忘れずに着け、距離を保ちますね。そのような規律正しい面が欠け、なおかつウイルスに対する恐れを持ち合わせていないことでロシアは今最大の感染者を出しています。

それでも時間が解決してくれるまで待つのでしょう。私はそれはソヴィエト時代の抑制の時代と似ている気がします。彼らは打たれ強く、我慢強いです。だからアメリカやEUからワクチンが入ってこなくても、文句を言わず通常の生活を崩さずしています。もはやある意味、コロナに打ち勝った国と言えるのではないでしょうか。

それは恐ろしいほど立派な国民性です。誰も止められない孤高なロシア国なのです。

モスクワの地下鉄